柊サナカ

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柊サナカの本のレビュー

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  • こゆん

    2026年5月6日

    あとはおいしいご飯があれば
    あとはおいしいご飯があれば

    鰹節の出汁のように、心と胃袋にじわっと沁みる13編の短編集。 「なぜ彼らはその料理を選んだのか」という日常ミステリーのような謎解きを、一話完結のテンポ良い展開で楽しめます。 特にお気に入りは『秘密のお昼』と『雨の日のカタツムリ』。 どんなに寂しくても、おいしいご飯さえあれば、今日という日は自分の手で良くしていける。大人になっても、あの味を通じて大切な記憶と繋がっていられる。 悲しいことがあっても、温かいものを食べて明日を迎えようと思える。そんなお守りのような物語です。