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山本博の本のレビュー
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- 東大教授の「忠臣蔵」講義

帯は少し誇張していて、そんなに違ってないのが分かる本。 ちゃんと「忠臣蔵」≒「赤穂事件」として、事実は事実、分からないことは分かっていないと主なトピックにはっきり答えている。 事実と異なる理由も、赤穂浪士に肩入れした当時の人間や、その物語を美しいもの・忠義の姿としてうけとった人々の姿を、かえって浮かび上がらせるものとなっているのが印象的。 辞世の句が本物かどうかあやふやなのは少し残念かも。 「忠臣蔵」なんて、現代でいう〇〇でしょ! みたいに喩える言い方だと、当時の人たちの感覚や武士のありようなどを軽んじているような気がする。 そこに流れる背景や、事件に至る文脈を、今の私は完全に理解することはできないと思うけれど、これからも想像していきたい。