内容紹介
人は想像力によって現実世界のイメージをつくりかえ、状況を能動的にとらえ、自らを解放せねばならない。この国の「あいまいな言葉」を検証し、強権の押しつける人間像を拒み、「国益」に対抗する思想をつむぐ。オリンピック、万博、強行採決、権威に迎合的なメディア……六十年前と二重写しになる現在求められる、持続する志。 1 記憶と想像力(講演) 紀元節と個人の「自己」の問題 持続する志 死んだ学生への想像力 ふたたび戦後体験とはなにか 辱かしめられた憲法とその「新生」 「国防教育」に反対する 2 「期待される人間像」を批判する 恐ろしきもの走るーー「日韓条約」抜打ち採決の夜 叛逆ということ 様ざまな民衆の虚像 アメリカの百日 もうひとつのアメリカ 「強大なアメリカ像」の崩れたあとに…… 「アメリカの夢」と暗殺者たち 政治的想像力と殺人者の想像力 3 絶望的な蛮勇気 “記憶して下さい。私はこんな風にして生きて来たのです” 新しいものと古いもの 恩賜的と恢復的 戦後の人間として「明治」を読むこと ほんとうの教育者としての子規 4 誰を方舟に残すか?--または余剰について ホモ・プロ・セーーまたは自立について 今日のなかの昨日と明日ーーまたは永遠について 自由人ーーまたは拘束について 土人部落のハックルベリー・フィンーーまたは逃亡について 多様性コソ力デアルーーまたは同居について 火星人の威信ーーまたは異物について 宙に浮んだ馬ーーまたは瞬間について シゴカレル思想 何がもっとも恐ろしいか? ユートピアの想像力 テロは美しく倫理的か? 学力テスト・リコール・子規 5 おもてを伏せてふりかえるーーわが戦後 死滅する鯨とともにーーわが'70年 未来へ向けて回想するーー自己解釈(三)
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