愛国の構造
将基面貴巳
岩波書店 · 2019年7月26日
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内容紹介
国家が「愛国」の対象となったのは歴史的偶然にすぎず、人は国を愛さないこともできる。愛の対象の実相を追って、キケロ、アウグスティヌス、ヴェイユ、ミュラー、福沢諭吉、清水幾太郎など古典古代から現代までの多様な愛国論を渉猟し、愛国の構造を追究した野心作。無自覚な国家信仰を掘り崩すために。 序 章 愛国という問題 第1章 愛国の系譜 1 一七世紀以前のパトリオティズム 2 一八世紀のパトリオティズム 3 近代日本における「愛国」の成立 4 パトリオティズムとナショナリズム 第2章 愛国の対象 1 政治共同体としての祖国 2 カントリーという概念とその周辺 3 現代パトリオティズム論における「祖国」 4 「祖国」の多様性 第3章 愛国的であるということ 1 忠誠としての愛国 2 自己犠牲としての愛国 3 愛国的な感情 4 現代における愛国の深層 第4章 愛国的である理由 1 愛国的であるべきではないという主張 2 「その国が評価基準を満たすから」という理由 3 「自分の国だから」という理由 4 愛国とアイデンティティ 第5章 愛国的ではないということ 1 外国人 2 非国民・売国奴・国賊 3 「聖性の移転」と宗教概念の問題性 4 現代パトリオティズム論における「愛国的ではないこと」 5 ナショナル・アイデンティティの聖性という問題 終 章 愛国の彼方へ 注 参考文献 あとがき 人名索引・事項索引
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