人生の1冊の絵本

人生の1冊の絵本

柳田邦男

岩波書店 · 2020年2月29日

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内容紹介

こころが何かを求めている時、悲しみのなかにいる時、絵本を開いてみたい。幼き日の感性が、いきものたちの物語が、木々の記憶が、そして祈りの静寂が、そこにはある。世界各地の150冊ほどの絵本を紹介しながら、その深い魅力を綴る。 1 こころの転機  ゆびがなくても、おかあさんになれるんだ  少女のこころの危機と絵の力  疎外された少女に雪解けが  もうひとつのこころの動きが  自己否定が自己肯定に変わる瞬間  障害のある子どもの限りない創造力  何をすることが、いちばんだいじか  なにはともあれ外に出てみよう 2 こころのかたち  人はなぜ学び、なぜ働き、なぜ祈るのか  人は何を求めて旅に出るのか  感性が刺激される逆転劇  光より速い人間の想像力  ずっこけ、でも明日があるさ  ファンタジーはグリーフワークの神髄  ファンタジーの世界で遊ぼうよ  いまひとたびの、あの元気と明るさを  五〇歳からの六歳児感性の再生法 3 子どもの感性  夢のなかで遊ぶ子どもの世界  子ども時代を生きるとは  おさな子が「おにいちゃん」になるとき  子どもが人生への一歩を刻むとき  どろんこのなかの生きる楽しさ 4 無垢な時間  生きものの眼差し、人間の眼差し  どうぶつが生きる、ひとが生きる  いのちを育む鳥の巣讃歌  雪の森はこころを静寂の世界に  無垢な時間を与えてくれる動物たち  冬でも生きている小さないのち 5 笑いも悲しみもあって  なんとなく笑えるって、いい時間だ  不条理な悲しみの深い意味  やっぱりじんとくる純愛物語  童話という語り口の深い味わい  少年が本に魅せられるとき  生きるに値すると思えるとき 6 木は見ている  木は見ている、人の生涯を  木に育まれる人間のこころ  花のいのち、人のいのち、しみじみと  森を守った物語  落ち葉たちの円舞曲  葉っぱの旅、なんと深い感動が…… 7 星よ月よ  星は見えない夜もそこにあって  まるい月に目を輝かせる赤ちゃん  強烈な色がひらく異界  静寂のなかの音、のどを潤す冷水  目に見えないものこそ  夢幻の世界にこころ漂わせて  人生の最後の「贈り物」とは 8 祈りの灯  祈りの灯、消えないように、消えないように  亡き人の実存感がこころにストンと  空を翔ける空想家のメッセージ  言葉のない絵本のインパクト  空襲、こころに刻まれるあのこの死  戦争や災害をどう伝えるか あとがき 登場する絵本索引

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