内容紹介
「一生そばにいるよ。 ーーどうしてくれてもいい。 俺のからだをどう使っても」 奇跡のような男が、愛を知らない男に愛される時、 世界は激烈にグロテスクで、純粋なものになる。 「東京サーガ」最後の一作。 東京。スターを夢見、全てを失ったこの街で、 年を経てもなお美しい男、森田透はたゆたうように生きている。 愛憎を越え結ばれたトップスターの今西良は、 罪を償うために塀の中だ。 彼を想いつつも、 長年の理解者でパトロンの島津正彦とともに暮らす。 作家として名を馳せる彼との関係は、 「愛」ではなく「情」の筈だった。 しかし島津がガンに侵され、 愛欲の日々が始まって……。 時代を切り拓いた天才作家の、 遺作にして衝撃の傑作。
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