WALL
周木律
KADOKAWA · 2023年4月24日 · 角川文庫
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内容紹介
202X年のある夏の日、シコタン島(色丹島)の墓地で祈りを捧げていた ロシア人老夫婦が、丘の上から半透明のヴェールが近づいていることに気づく。不思議に思った二人が手をつないだままその壁に触れたとき、彼らの腕は「消去」したーー。触れた人間の肉体のみが消去される「ウォール」と名付けられたこの巨大な壁は、1日に20km程度という遅さながら、やがて北海道に上陸、本州も射程に、徐々に西へと、人々を飲み込んでいく。本土上陸から首都圏到達まで1か月ほどしか猶予はない。真実とデマが入り混じりながら拡散され、日本はパニックに包まれていく。「ウォール」が暗示するものは、人類を奈落に突き落とす自然災害や疫病であり、経済格差によって人々を「分断」するものであり、無慈悲な「神の制裁」であり、極めて「平等な存在」である。唐突に出現したこの得体のしれない凶器に、人間は科学と人智をもって対峙しなくてはいけない。善悪を問わず本性をむき出しにする人間たちをあざ笑うかのような「WALL」。果たして結末はーー。著者渾身の書き下ろし。一気読みのパニックSFミステリー。 目次 七月七日 プロローグ 七月九日 七月一一日 七月一三日 七月一四日 七月一六日 七月一七日 七月二〇日 七月二三日 七月二五日 七月二八日 七月三〇日 八月一日 八月四日 八月六日 八月七日 八月一一日 八月一四日 八月一七日 八月二〇日 九月二四日 エピローグ 解説 杉江松恋
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