内容紹介
『探究1』で、独我論とは私にいえることが万人に妥当するかのように想定されているような思考であると指摘した著者は、『探究2』では「この私」を単独性として見る。単独性としての個体という問題は、もはや認識論的な構えの中では考察しえない。固有名や超越論的コギト、さらに世界宗教に至る各レベルにおいて、個(特殊性)-類(一般性)という回路に閉じこめられた既成の思考への全面的批判を展開する。 1 固有名をめぐって 1.単独性と特殊性 2.固有名と歴史 3.名と言語 4.可能性と現実性 5.関係の偶然性 2 超越論的動機をめぐって 1.精神の場所 2.神の証明 3.観念と表象 4.スピノザの幾何学 5.無限と歴史 6.受動性と意志 7.自然権 8.超越論的自己 9.超越論的動機 3 世界宗教をめぐって 1.内在性と超越性 2.ユダヤ的なもの 3.思想の外部性 4.精神分析の他者 5.交通空間 6.無限と無限定 7.贈与と交換
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