内容紹介
一夜にして人間の評価が変るのが乱世の慣い。尊氏が“筑紫隠れ”の朝、新田義貞は、凱旋将軍として、堂上の歓呼をあびていた。左近衛ノ中将の栄誉、それのみでなく、後醍醐の寵姫・勾当の内侍を賜ったのだ。それにひきかえ、貴顕に生命乞いする佐々木道誉の鵺(ぬえ)ぶり。また、朝敵たる汚名は逃れたものの、尾羽打ち枯らした尊氏。しかし彼は、北九州に勢力を養い、反攻を意図する。 一夜にして人間の評価が変るのが乱世の慣い。尊氏が「筑紫隠れ」の朝、新田義貞は凱旋将軍として、堂上の歓呼をあびていた。--尾羽打ち枯らした尊氏であったが、北九州に勢力を養い、密かに反攻を企てる。 ■風花帖(つづき) 勾当の内侍 路頭の子 豆と豆がら ■筑紫帖 瘧 河内鞠唄 よそ者 昼の月 ひびき灘 菊池党 多々羅合戦 船あつめ 山海相聞 雨 期 ■湊川帖 面 別れ霜 献 言 桜井の宿 この半夜 日輪分裂
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