小説・エッセイ
蛇の道行
加藤 元
講談社 · 2016年3月
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内容紹介
なにがあっても、離れない。家族は失った。けれど、隣にはお前がいる。昭和24年、上野。戦争未亡人ばかりを集めたバー・山猫軒で、二人はひっそりと暮らしていた。バーを切り盛りする青柳きわと、住み込みで働く立平だ。生き抜くため、絡み合う蛇のように彼らは時代を駆け抜けた。戦後復興期を舞台に、親のない少年と若き未亡人の名付け得ぬ関係を描いた加藤元の新たなる傑作! 昭和24年、上野。戦争未亡人ばかりを集めたバー・山猫軒に、ひっそりと暮らす若い女性と少年がいた。バーを切り盛りする青柳きわと、住み込みで働く立平だ。 立平は満州で生まれた。幼い頃に母を亡くし、無口な父とばあやと過ごす平穏な日々は、ある夏の日に突然終わりを告げた。敗戦で父も喪った立平は、父の恋人と一緒にまだ見ぬ祖国を目指す船に乗ったーー。 きわは日本で生き残った。戦地から負傷して戻った夫が看病の甲斐なく亡くなり、大きな屋敷に一人きりになったきわの元に、おかしな母子が転がり込んできた。母親は息子を置いて姿を消してしまうーー。 なにがあっても、離れない。 家族は失った。けれど、隣にはお前がいる。 生き抜くため、絡み合う蛇のように彼らは時代を駆け抜けた。戦後復興期を舞台に、親のない少年と若き未亡人の名付け得ぬ関係を描いた加藤元の新たなる傑作! 第一章「殺生」 第二章「偸盗」 第三章「邪淫」 第四章「貪欲」 第五章「邪見」 第六章「瞋恚」 第七章「十悪」
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