新書
「正しい戦争」は本当にあるのか
藤原 帰一
講談社 · 2022年5月 · 講談社+α新書
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内容紹介
「ぼくは抽象論が嫌いなんです」--そう宣言して、「戦争と平和」を論じた名著を、新書版として再刊。 経済のグローバル化が進み、世界中のサプライチェーンがつながったことで、国家間の大規模な戦争が「不合理なものになった」と思われていたいま、なぜロシアは侵略を開始したのか。 独裁的な指導者ひとりの個性や、権力への渇望だけでは説明できない戦争の深層を、日本最上の知性が洞察する。 その磨き抜かれた言葉は、読む者を突き刺し、認識を一変させる力に満ちている。 「〈力〉から〈民族〉へ、〈民族〉から〈デモクラシー〉へという流れが、まさに新しい対立を作っている」 「政治でも経済でも、お金持ちのグローバリズム、貧乏人のナショナリズム」 「東西の緊張が高まるとヨーロッパは戦場になる」 「米ソが同じ側にいるってことは、地域紛争に大兵力を駆使できるってことです」 「核は使えない兵器ではなく、大規模な兵器に過ぎません」 「冷戦が終わったことじゃなくて、こういう終わり方をしたことがあとあと尾を引いた」 「小規模で短期の戦争を伴うと、戦争という行動は合理的なんだというふうに考えられちゃう」 「自由主義っていうのはヘタをすれば戦争抑制どころか、これまで以上に強い軍隊を生み出した」 「自分たちが侵略されてもいないときの軍事行動は、単純に侵略戦争以外のなにものでもない」 「平和はお題目じゃない。必要なのは祈る平和じゃなくて、作る平和です」
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