悪の脳科学

悪の脳科学

中野信子

集英社 · 2019年11月15日 · 集英社新書

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内容紹介

藤子不二雄Aの名作漫画『笑ゥせぇるすまん』では、主人公の喪黒福造が日常のどこにでもいるような老若男女を言葉巧みに陥れていく。 喪黒は“誘惑の悪魔"として、様々な手段でターゲットを破滅に導くーー。人間は誰でも驚くほど簡単に騙すことができる。 そして、人間の心は簡単に操ることができる。 喪黒福造というキャラクターを分析しながら、喪黒の“騙しと誘惑の手口"を脳科学の視点で考察し、「人間の心のスキマ」を解き明かす! 巻末には藤子不二雄Aとの対談も収録。 ■主な内容 ココロと呼ばれるものの正体 「悪の教科書」というタブー 絶対に守れないルールを課す 「意志の力」は、いつか必ず負ける 人間の脳は、全体像ではなくパターンを認識する 心を開かせるために、相手の目を見て話す 相手が感じる「後ろめたさ」を利用する 優秀な営業マンが美男美女とはかぎらない理由 人間の「我慢の総量」はあらかじめ決まっている 喪黒福造が狙う月曜日 怖がらせることなく、命令する サイコパスの世界観 喪黒福造が誕生するまで 感情と理性 感情と理性 嫉妬心を認める ■目次 はじめに 簡単に騙される、人間という悲しい生きもの 第一章 あるべくして不完全な人間の脳《『笑ゥせぇるすまん』の世界観》「ココロのスキマ…お埋めします」という名刺 第二章 ラポールの形成《喪黒福造の接近テクニック》喪黒福造のコールド・リーディング 第三章 騙されるメカニズム《ターゲットの心を操る喪黒福造》人間の我慢の限界は、なにで決まるか 第四章 騙されやすい脳と、騙されにくい脳 詐欺師たちの常連客 第五章 藤子不二雄A×中野信子 対談「僕は喪黒福造に陥れられるターゲット側の人間ですよ」 ■著者プロフィール 中野信子(なかの のぶこ) 一九七五年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。 東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。 フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。東日本国際大学教授。 著書に『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』『サイコパス』『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』 『不倫』『キレる!脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」』『あなたの脳のしつけ方』など多数。

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