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福沢諭吉 「一身の独立」から「天下の独立」まで
中村 敏子
集英社 · 集英社新書
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内容紹介
幕末から明治にかけて、来るべき近代国家の在り方を構想した大思想家、福沢諭吉。 既存の研究では、彼の武士としての前半生は、ほとんど重視されてこなかった。 だが、未知の文明の受容と理解を可能にするためには、何らかの器が必要だったはずだ。 本書では、福沢の中で儒学の枠組みと西洋がいかに響き合い、どのような変化がもたらされたかを丹念に描く。 家族や男女関係など「私的領域」を含む社会を見据え、西洋思想の直輸入ではない「自由」と「独立」への道筋を示した、鮮烈な福沢諭吉論の誕生! 【目次】 はじめにーー「議論の本位を定める」(『文明論之概略』第一章) 一、福沢の前半生ーー「一身にして二生を経る」(『文明論之概略』緒言) 二、西洋から学ぶーー「文字は観念の符号」(「福沢全集緒言」) 三、『中津留別の書』--「万物の霊」としての人間 四、『学問のすすめ』--自由と「一身の独立」 五、『文明論之概略』--文明と「一国の独立」 六、「徳」論の変化ーー「主観の自発」か「客観の外見」か 七、男女関係論ーー「一家の独立」 八、理想社会としての「文明の太平」--「天下の独立」 引用文献・参考文献 あとがき 【著者略歴】 中村敏子(なかむら としこ) 1952年生まれ。 政治学者、法学博士。 北海学園大学名誉教授。 75年、東京大学法学部卒業。 東京都職員を経て、88年北海道大学法学研究科博士後期課程単位取得退学。 主な著書に『福沢諭吉 文明と社会構想』『トマス・ホッブズの母権論ーー国家の権力 家族の権力』『女性差別はどう作られてきたか』。 翻訳書に『社会契約と性契約ーー近代国家はいかに成立したのか』(キャロル・ぺイトマン著)。
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