Matt
岩城けい
集英社 · 2018年10月5日
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内容紹介
日本から移住してはや5年。父と二人、オーストラリアに暮らす安藤真人は、現地の名門校、ワトソン・カレッジの10年生(16歳)になった。 Matt(マット・A)として学校に馴染み、演劇に打ち込み、言語の壁も異文化での混乱も、乗り越えられるように思えた。そこに、同じMattを名乗る転校生、マシュー・ウッドフォード(マット・W)がやってくる。 転校生のマット・Wは、ことあるごとに真人を挑発し、憎しみをぶつけてくる。 「人殺し! おれのじいさん、ジャップに人生台無しにされたんだ! 」。 第二次世界大戦、日本とオーストラリアの、負の歴史。 目をそむけてはならない事実に、真人ーーマット・A--は、自らの“アイデンティティ"と向き合う。 【著者略歴】 岩城けい(いわき・けい) 大阪府生まれ。2013年『さようなら、オレンジ』で第29回太宰治賞を受賞しデビュー。14年、同作で第8回大江健三郎賞を受賞。15年に刊行した『Masato』で17年、第32回坪田譲治文学賞を受賞。その他の著書に『ジャパン・トリップ』がある。
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