堕落
高橋和巳
小学館 · 2018年7月11日 · P+D BOOKS
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内容紹介
戦後、突然の凶行に走った男の“心の曠野” かつて理想に燃え、幻の帝国「満洲国」建設に青春を賭けた主人公の青木隆造ーー。 敗戦後は福祉事業団兼愛園の園長となり混血児収容、保護教育を自己の責務として全うするのだったが、その内面には果てない曠野が拡がっていた。 その業績が表彰された時、彼は突如崩壊し、凶行に走る。自己の内部にわだかまる「見極めがたい曠野のイメージ」と「喪った時間の痛み」とが「隠微な軋み音」を響かせ解かれてゆく。 全共闘世代に多大な影響を与え早世した作家・高橋和巳が、日本民族の夢想と悲劇をえぐり出した、晩年の問題作が甦る。
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