小説・エッセイ
桜島・狂い凧
梅崎 春生
小学館 · 2023年8月 · P+D BOOKS
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内容紹介
戦争を冷徹な目で見つめた梅崎春生の出世作 「ねえ、死ぬのね。どうやって死ぬの。よう。教えてよ。どんな死に方をするの」 米軍上陸が迫るなか、桜島の海軍通信基地に異動になった村上兵曹は、一夜をともにした女性に、そう詰められる。しかし、どういう死に方をすればいいのか、そのときになってみなければわからない。ただ、死が目前に迫っていることをひしひしと感じるだけだった。 生きることへの執着と諦観、どうせなら美しく死にたいという願望と、それはかなわないだろうという無力感……。背反する思いを抱えたまま散歩に出た村上に、グラマンの銃弾が降り注ぐーー。 出世作「桜島」に、戦地で自死同然に亡くなった弟の足跡を、双子の兄たちがたどっていく芸術選奨作「狂い凧」を併録。
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