内容紹介
蔦屋重三郎は肚の据わった出版人だった。謎の絵師「写楽」の売出しも、発禁覚悟の秘密企画。御公儀に悟られぬよう、関わる者を数名にとどめ密談を重ねた。どこまでも慎重に大胆に。重三郎は何食わぬ顔で知恵を絞ったーー。大仕掛けは大成功、だが裏で軋みと綻びが生じる。「写楽」はなぜ突然誕生し、不意に消えたのか。蔦重一世一代の大仕事を描く歴史ミステリー。『大名絵師写楽』改題。
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