学生たちの戦後
吉見俊哉
東京大学出版会 · 2026年4月9日
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内容紹介
1958年から数年間だけ活動した矢内原忠雄の「学生問題研究所」は、何のために設立され、何を行ったのか。東京大学文書館がアーカイブした資料をもとに、その調査・研究内容、関係する人々、資金源、そして当時の急変する学生たちの思想状況を検討する。どちらも帝国大学の残滓からの離脱を模索しつつも相反する、矢内原らの成就しなかった新制大学構想と、異議申し立て紛争の季節へとなだれこんでゆく学生たち。ある特異な研究所からみた、戦後大学史・学生運動史。 序 章 学生たちの戦後ーー大学という共同体のゆくえ(吉見俊哉) 第一部 矢内原忠雄と 「学生問題」 第1章 無教会キリスト教と「学生問題」--矢内原忠雄から西村秀夫へ(赤江達也) 第2章 大学人・矢内原忠雄の誕生ーー戦前期学生運動との遭遇とその帰結(後藤美緒) 第3章 大学人の自由と責任ーー闘争する学生と全人教育の理念(吉見俊哉) インタビュー1 戦後東大改革と学生問題研究所(寺崎昌男) 第二部 運動する学生 動員される学徒 第4章 「学徒」と「学生」--学徒動員・学徒出陣の記憶と「学生問題」(野上 元) 第5章 学生運動の 1950〜60年代と日本のマルクス主義ーー所美都子を到来させたもの(小玉重夫) 第6章 1950年代の雑誌・サークル文化と学生運動(鳥羽耕史) インタビュー2 六〇年安保闘争の学生と西村秀夫(最首 悟×聞き手 吉見俊哉) コラム 学生問題研究所の資料から読み解く学生像(加藤 聡) 第三部 学生問題研究所と知の戦後史 第8章 社会調査史からみた学生問題研究所(佐藤健二) 第9章 学生問題研究所と戦後の世論研究(鄭 佳月) 第10章 学生問題研究所と冷戦期米国アジア財団の広報外交(礒山麻衣) 終 章 学生問題研究所を再発見するーー浮かび上がる資料の全体像(周東美材) 資料一覧
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