超大国・中国のゆくえ1 文明観と歴史認識

人文・思想・社会

超大国・中国のゆくえ1 文明観と歴史認識

劉 傑/中村 元哉

東京大学出版会 · 2022年8月17日 · 244ページ

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内容紹介

中国はどのようにして東西の文明を理解し、また自らの歴史を総括して政権の正統性を確保しながら、世界との関係を切り結んできたのか。経済成長に自信を深め攻勢を強める中国の現在地とゆくえを文明観と歴史認識から読み解く。シリーズ全5巻完結! 序 章 中国の文明観と歴史認識 第一章 変転する文明観 はじめに 第一節 中華文明と西洋文明の接触    1 文明観の大転換  2 新たな文明モデルと新文化運動および五四運動 第二節 伝統中華と近代西洋の攻防  1 第一次世界大戦後の世界と中国  2 東西の文明に差異はあるのか  3 文明か文化か  4 文明と文化と社会 第三節 中国型近代化と西洋型近代化の選択   1 一九三〇年代の文化論争  2 出口を見出せない文化論 第四節 伝統中華文化の近代西洋文明への適合性  1 一九四〇年代の文化論  2 憲政をめぐる文化論争 第五節 社会主義文明観の変遷  1 毛沢東とトウ小平の時代  2 江沢民、胡錦濤、習近平の時代  3 学術界の反応 第二章 近代メディアと文明観・歴史認識 はじめに 第一節 近代中国のメディアと文明  1 近代中国におけるメディア  2 伝統中華文明と近代西洋文明のはざま  3 公共空間を生み出す検閲制度の不備 第二節 民国期のメディア界と文明論   1 メディア界の実態  2 公共空間と文明論 第三節 人民共和国のメディア界と文明論  1 共産党の民国期メディア界に対する認識  2 メディア界と公共空間と文明論 第四節 メディア界の公共空間と文明論を支える歴史認識  1 中国社会の発展をめぐって──民国期  2 中国社会の発展をめぐって──人民共和国期 第三章 国家の歴史認識を形作る革命史観 はじめに 第一節 近代化史観と革命史観の競合  1 共産党史に収斂される近代史  2 蔣廷黻の『中国近代史』  3 毛沢東が提唱した革命史観  4 范文瀾の『中国近代史』 第二節 革命史観に抗った近代アカデミズム  1 近代化史観に導かれる近代アカデミズム  2 西洋化の主張に映し出される歴史認識  3 民主と自由を求めた知識人  4 近代アカデミズムの「南遷」 第三節 革命史観の確立  1 知識人に対する思想改造  2 胡適批判運動の展開  3 「史学革命」と革命史観の確立 第四章 近代化史観の復権 はじめに 第一節 近代化路線がもたらす歴史観の転換  1 近代化路線への転換  2 中体西用か、それとも西体中用か  3 歴史学の再建と文明史観  4 近代化史観・文明史観による「被害」の歴史の相対化  5 愛国と歴史認識──孫文をめぐる論争 第二節 近代化史観とナショナリズムの衝突  1 ナショナリズムの変調  2 市民社会に欠かせない文明史観 第三節 日中歴史認識問題への挑戦  1 「日中友好」下の歴史問題  2 歴史認識問題に挑戦した知日派 終 章 文明観・歴史認識と中国のゆくえ あとがき

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