人文・思想・社会
一元的司法審査論
小川 亮
東京大学出版会 · 2025年2月
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内容紹介
違憲審査は憲法学のもの、行政裁量審査は行政法学のもの、公法学に哲学はいらない……? 本当に“使える”司法審査論は、学問領域を超えたところに存在する。 硬直した方法論からわれわれを解き放つべく、本書は、哲学・憲法学・行政法学の知見を再構成して、諸学を貫く「一元的司法審査論」を提示する。 緒 言 序 章 第1節 課題の設定 第2節 本書の内容 第3節 本書の方法論 第1部 問題提起 第1章 行政裁量論を問いなおす 第1節 序 論 第2節 実定法の要請としての裁量不審理原則と裁量二元論 --1890年から1946年頃まで 第3節 裁判例による理論と実務の発展 --1948年から1970年頃まで 第4節 行政裁量の拡大と手続的審査の確立 --1970年頃から1990年頃まで 第5節 批判的分析の時代 --1990年以降 第6節 司法審査の理論的構造 第2章 客観的事実と判断過程審査・判断代置審査 --水俣病最判の再検討ーー 第1節 序 論 第2節 本判決の事案と判旨 第3節 本判決の理論的問題 第4節 要件事実論と司法審査論 第5節 本判決の分析と検討 第6節 結 語 第3章 「公共の福祉」論を問いなおす 第1節 序 論 第2節 芦部信喜による整理 第3節 「公共の福祉」論の学説史 第4節 「国家権力の限界と人権」の意義と限界 第5節 「公共の福祉」論の現代的展開 第6節 法と国家と人格と 第7節 結 語 第2部 方法論 第4章 どこまでも主観的な解釈の方法論 第1節 序 論 第2節 規則のパラドックス 第3節 暴露論法 第4節 循環した正当化の擁護 第5節 結 語 第5章 原理と準則の法解釈方法論 第1節 序 論 第2節 法文遵守のジレンマ 第3節 法解釈の現況とその説明 第4節 原理と準則を体系的に理解する 第5節 憲法24条1項に関する同性婚未規定性の合憲性判断 第6節 結 語 補 論 第3部 権利論と価値論 第6章 功利主義の権利論 第1節 序 論 第2節 切り札としての権利 第3節 理性主義の人権論 第4節 理性的行為者を超えて 第5節 結 語 第7章 基底理論としての複層功利主義 第1節 序 論 第2節 複層功利主義 第3節 最良の説明への推論 第4節 IBEによる道徳的価値の同定 第5節 結 語 第8章 価値多元論を論難する 第1節 序 論 第2節 価値一元論を論証すること 第3節 裁判を説明する 第4節 価値多元論における正解 第5節 比較可能な価値多元論の不可能性 第6節 比較可能・通約可能・価値一元論 第7節 結 語 結 言
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