科学・技術
都市を上映せよ
本田 晃子
東京大学出版会 · 2022年1月25日 · 304ページ
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内容紹介
ソ連時代、建築の理想や夢を映し出す一大メディアとなった映画は、社会主義都市のイメージを大衆に浸透させることに成功し、現在にいたるまで人々の「ソ連」のイメージと結びついてきた。映画は首都モスクワをいかに神話化し、解体したのか、スクリーン上の建築物が饒舌に語り始める。 序 章 第1章 建築と映画の出会いーー『全線』に見るソフホーズの形象 1 ファクトゥーラとファクトの美学 2 『全線』制作の背景 3 越境する映画 4 生命の工場 5 ソフホーズの曖昧な場所 おわりに 幕間─I 第2章 都市は運動するーー『新しいモスクワ』に見るスターリンのモスクワ再開発計画 1 メドヴェトキンと社会主義リアリズム 2 動く家 3 二つのモスクワ 4 『明日のモスクワ』とソヴィエト宮殿 5 現在と未来、周辺と中央 おわりに 幕間─II 第3章 映画は建築するーー『輝ける道』と全連邦農業博覧会 1 社会主義リアリズムとミュージカル映画 2 総合芸術空間としての農業博覧会 3 空間軸としての指導者像 4 三人のターニャ おわりに 幕間─III 第4章 地下の宮殿ーー『僕はモスクワを歩く』と『ナースチャ』における地下鉄空間 1 地下鉄言説とソ連映画 2 スターリン期のモスクワ地下鉄駅 3 スターリン期の映画と地下鉄言説 4 『僕はモスクワを歩く』と公共交通空間としての地下鉄 5 『ナースチャ』と地下の宮殿 おわりに 幕間─IV 第5章 宮殿から地獄へーーポスト・ソ連時代の映画における地下鉄空間 1 地下鉄言説の推移 2 ポスト・ソ連期の地下鉄表象 3 『パイロットたちの科学的セクション』と汚される空間 4 地下への下降、過去への遡行 5 『メトロ42』とポスト・ソ連期のパニック映画 6 特性のない空間 おわりに 終 章 あとがき 図版出典一覧 主要映画作品一覧
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