小説・エッセイ
土になる
坂口 恭平
文藝春秋 · 2021年9月
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内容紹介
今、僕は自分自身と完全に一つになったような気がする。それ以上の平安がどこにあるだろうか。それが鳥であり、猫であり、虫じゃないか。地に足をつけるとは、このことを言うのではないか。土に聞くまでもない。僕が土になったのだからーー。 有明海を望み、雲仙岳を見晴らし、故郷の河内につながる熊本の地で、師匠ヒダカさんの背中を見ながら畑を始めた。日々畑に足を運び、成長する野菜たちと向き合うこと。それは生まれてこのかた、土から遠く離されていたことに気づき、生命を取り戻していく過程そのものだった。 作ること、変化することをめぐる冒険。 『0円ハウス』『独立国家のつくり方』に連なる著者の到達点。 ヘンリー・ソロー『森の生活』、現代版誕生!! 土になった坂口恭平の目玉を借りて、 僕らは日頃見えないものを目の当たりにするのだ ーー土井善晴 装画・口絵(16ページ) 坂口恭平
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