インディオの聖像
立花 隆/佐々木 芳郎
文藝春秋 · 2022年5月27日
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内容紹介
立花隆氏は1986年から87年にかけて、写真家の佐々木芳郎氏とともに南米ブラジル・アルゼンチン・パラグアイのレドクシオン(伝道村)を訪ね歩いている。 そこには、かつてキリスト教イエズス会の宣教師たちが、グアラニ・インディオたちと作り上げたユートピア「神の王国」があった。 立花氏はその感動を月刊「文藝春秋」などに発表し、さらには佐々木氏の撮影した遺跡や聖像の写真をたくさん載せた本を作る予定であった。 だが、出版目前に立花氏の作業は止まる。 キリスト教世界と正面から向き合う内容だけに、さらに改稿の意図があったと思われる。その後の立花氏のエッセイなどにも、『インディオの聖像』は「死ぬまでに完成すべき本」として挙げられていることから、そのことは想像できる。しかし、立花氏の多忙により筆はなかなか進まず、2021年の急逝により、本稿は未完となってしまった。 初校まで完成していた原稿は、立花氏のキリスト教観の一端が表れている貴重なものだ。そこで今回、ご遺族の了承を得て、佐々木氏の写真とともに出版することとした。 32ページにおよぶカラーの口絵には、躍動感あふれ息吹を感じる写真が70点掲載。南米に突如現れ、そして消えていった「神の王国」の姿が再現されている。本文モノクロページにもふんだんに写真を載せているが、そこに写る立花氏の若々しさに、読者は思わず微笑むだろう。
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