フェアリー・テイル 上

フェアリー・テイル 上

スティーヴン・キング/白石 朗

文藝春秋 · 2025年4月25日

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内容紹介

巨匠、作家生活50年。  名作の開幕の時がきた。  暗い時代に自分が書ける楽しい物語とは何か?  帝王キングが出した答えが本書だ。  世界最強の想像力が生んだ、異世界の冒険がはじまる!  ぼくの住む町には〈サイコハウス〉と呼ばれる不気味な屋敷がある。そこに住むのは偏屈な老人がひとり、閉ざされた門を越えると猛犬が襲ってくるという。ある日、悲しげに鳴く犬の声に気づいたぼくは、屋敷の主が梯子から転落して苦しんでいるのを発見した。 これがぼくとミスター・ボウディッチ(と、犬のレイダー)の出会いだった。  怪我をした老人の世話をするため家の立ち入りを許されたぼくは、ボウディッチ氏やレイダーと心を通わせはじめる。噂とは裏腹に老人も犬も恐ろしくはなかった。だが、徐々にぼくは奇妙なことに気づきはじめる。家の裏手から妙な音がときどき聴こえてくるのだ。ボウディッチ氏が奇妙に裕福なのも謎だった。そしてある日ぼくは、氏が大量の黄金の粒を金庫に入れていることを知ったーーこれはいったい何か? どうやって老人はこれを手に入れたのだろう?  謎が謎を呼び、ぼくは徐々にボウディッチ氏の秘密に近づいてゆくが、この先で待っているのが、この世ならぬ異世界での大冒険だとは、思いもしなかったのだ!  絶望に閉ざされたコロナ禍に、巨匠は自身にこんな問いを投げたーー  What could you write that would make you happy?  自分が楽しくなる物語。あるいは暗く先の見えない時代にみんなを元気にする物語。  さあ、自分ならどんな物語を書く?  その答えが本書である。  だから最後に待つのはもちろんハッピーエンドなのだ。

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