内容紹介
天朝様が江戸城に玉体を運ばれる日が近づく。 が、六兵衛は、いまだ無言で居座り続けている……。 虎の間から、松の廊下の奥へ詰席を格上げしながら、居座るその姿は、実に威風堂々とし日の打ち所がない。 それは、まさに武士道の権化──。 だが、この先、どうなる、六兵衛! 浅田調に笑いながら読んでいると、いつの間にか、連れてこられた場所には、人としての義が立ち現れ、思わず背筋がのび、清涼な風が流れ込んでくる。 奇想天外な面白さの傑作です。 解説・青山文平
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