小説・エッセイ
幻滅と別れ話だけで終わらないライフストーリーの紡ぎ方
北山修/よしもとばなな
朝日出版社 · 2012年9月
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内容紹介
小説家・よしもとばななと精神分析医・きたやまおさむが、『古事記』、浮世絵、西洋絵画、映画、マンガにいたるまでの文化の深層を語り合い、日本人のこれからのあり方を「並んで海を眺める心で」いっしょに考える、新しいスタイルの講義・対談。 1 母と子の二重性を読む 自分のこころはモニタリングできない 精神分析とは「こころの台本」を読むこと 浮世絵の母子像から、こころを読み解く 母と子がともに見ること、思うこと こころはまさに「裏」のこと 世界は二重にできている 目を合わせない聖母子のこころ 「愛することは、いっしょに同じ方向を見ること」 お母さんは「はかない」もの 花火が照らすこころの絆 こころの背後を考える 失われたこころのつながり 日本人特有の「表と裏」 「こころの台本」を読むのは時間がかかる 精神科医もたまってたいへん 落差を楽しみ、多面性を保つための楽屋 添い寝という文化 人類の病いの原因は親にある? 自己は「分割」されるもの よい聴き手の条件 喪失は美しい? 同じ方向を見ずに会話すること 2 ストーリーの表と裏を織り込んで こころの物語を分析する 罪悪感はどうして生まれるのか 『古事記』の中の「見るなの禁止」 きれいはみにくい、みにくいはきれい みにくいものが動物になる 罪悪感は「すまない」物語である 「はかなさ」と「すまなさ」の間を生きること 雑草のように生きることが難しい 文化と幻想のはざまを生きる 「表と裏」で二面性を解消する 日本人は文化にリスクを負わない 生き延びるための「精神分割」 「私」と自我 「私」の空間領域 恩は倍にして返さなくてはいけないもの? 甘える覚悟 上流は生きづらい 普通は奥深い 自分の人生という物語 音楽の世界は「裏」が元気だ 現代社会の二面性 人生はふたつの顔をもっている 鵺のように生きる 何かに出会えば、何かを捨てている はかないものの美しさ 3 人生はいっさいが多面的 3・11が変えたもの あれこれ信じて、どれも信じない 「裏切る」こころは、生き延びる力 「ぼちぼち」がんばること こころの震災は、何度も繰り返される 聴き手にも聴き手が必要 こころの消化と排出をよくするために 団塊世代が覚悟しなくてはならないこと きれいでみにくいこの国の未来 両眼視と二重視の世界 ポップとアートの違い フリーダ・カーロはマグダラのマリア 後ろを振り返れないとつらい 人生の表舞台と楽屋裏の間がやっぱり面白い 「きたやまおさむ」と「よしもとばなな」の由来 「私」がこころを橋渡しする よしもとばななの創造性のひみつ 片目が追いつかない 目をつむって、言葉を紡ぎだすこと マスメディアは降りるのがたいへんな階段 文化と精神病理のつながり 地獄だったひととき 最後は自分で決めるしかない 注意信号でストーリーが変わる こころの中に襲ってくる大津波
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