「失敗の本質」を超えて

「失敗の本質」を超えて

野中郁次郎

日経BP 日本経済新聞出版 · 2024年12月17日

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内容紹介

●戦後80年の過剰適応から脱却せよ。必要なのはタブーなき自己変革だ 日本軍の失敗の本質は、日清・日露戦争の成功体験への過剰適応にあった。安全保障の本 質を直視せず経済的繁栄を追求してきた日本において、防衛を担ってきた自衛隊も同じ轍 を踏んでいるのではないか。自衛隊は、内外の環境変化のなかで、どのような課題に直面し、 いかなるイノベーションを達成しようとしたのか、どんな苦悩を味わったのかーー。 本書は、国防の現場の実践者の視点から、軍事組織のあり方を根本から再検討した研究プロジェクト の集大成。安全保障が軍事だけの問題ではなくなってきた時代、その本質を明らかにする。 序 章 乖離から融合へーー社会と自衛隊 1 歪んだ平和主義ー国民と自衛隊の乖離 2 社会との距離を縮めるための努力 3 国民との距離は縮まったのだろうか 4 望まれる社会と自衛隊の一体化 第1章 分化と統合ーー自衛隊の次元と領域の拡大 1 旧日本軍の分化と統合 2 自衛隊の誕生と分化 3 自衛隊の分化をめぐる事象 4 「分化」から生まれた「文化」の違い 5 統合の現状と課題 6 分化と統合の今後 第2章 魂と共感ーー日本社会によってつくられた自衛隊 1 日本文化と国防観 2 軍の「魂」 3 自衛隊と魂の所在 4 戦わない自衛隊の組織文化 5 日本社会によってつくられた自衛隊の「魂」 6 社会との共感によってつくる「勝つための魂」 第3章 実践知の蓄積ーー自衛隊任務の変遷 1 自衛隊の国土防衛任務の変遷と戦略的アプローチ 2 自衛隊と災害派遣ーー「国防」と「公共の秩序維持」の関係から 3 自衛隊と国際任務 第4章 武士道と戦略文化ーーイラク派遣現場での発見 1 イラク戦争と自衛隊のイラク派遣までの道のり 2 自衛隊のイラクへの展開ーー一万キロメートル離れた現地への移動と宿営地の建設 3 派遣部隊として意識した日本式活動の考え方 4 現地における部隊の指揮統率の基本的スタンス 5 不測事態への準備と対応 6 派遣を通じて心がけたこと 第5章 失敗が許されない世界ーー自衛隊における研究開発 1 ギリギリの研究開発ーー後継装備品の研究開発を事例として 2 防衛省内における技術と運用の連携 3 官民協力 4 研究開発の失敗例 5 防衛技術と非防衛技術 終 章 タブーなき自己変革ーー日本的安全保障を築く 1 『失敗の本質』を超えて 2 今日における日本の安全保障ーー国家防衛と経済安全保障 3 自己変革を実現する知的機動力

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