人文・思想・社会
新宿レクイエム
山本おりづる
笠間書院 · 2025年11月5日 · 160ページ · KAIKA
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内容紹介
新宿歌舞伎町の飲食店に生まれ、本業のITエンジニアの傍ら、およそ100の事業家や社会プロジェクトにITサポートを行ってきた著者による、新宿の「今」を詠った第一歌集。 カオスの街「歌舞伎町」を詠い続けている歌人がいる。 その名は、山本おりづる。 彼女は、新宿の慈母観音である。 笹 公人 彼女は、その静かで穏やかな佇まいからは想像もつかない、地獄の業火を思わせるような短歌を毎回提出するので、私はてっきり、歌舞伎町の片隅で繰り広げられるハードボイルドな物語を紡いだフィクション短歌だと思い込んでいたのである。 しかし、それが彼女の身に実際に起こった出来事だと知った時、私は衝撃を受けた。(中略) この歌集『新宿レクイエム』は、山本さんが、その慈悲深い眼差しで歌舞伎町のリアルを捉えた魂のドキュメントでもある。そこには、光と影が交錯する新宿での人間模様が生々しく息づいている。 笹 公人 解説より <収録歌より> 紫陽花は一雨ごとに濃くなって身の上ばなしを塗りかえるマリー 電柱に握手求めるケン坊のポケットにある白い粉末 ダダダダダ ダダダダダダダ ダダダダダ 工事現場に俳句のリズム オンドレとテメエの睨み合いの中ナニサマが来て仲裁をする 西口に東南口に東口……新宿駅はヤマタノオロチ KAIKAレーベルとは…… 日本最古の歌集『万葉集』から、現代短歌まで。KAIKAレーベルは、日本文学、日本語、日本文化などの専門書、学術書、一般書を主に編集・出版してきた笠間書院が、ベテラン歌人の監修のもと、現代歌人の第一歌集を刊行するために立ち上げました。上代から現代まで、あらゆる文学をつなぐ架け橋のひとつです。 【目次】 街 二十四時間 春 夏 秋 冬 ふるさと 人間界 仕事 女 男 男女 親子 人生 アジア 路上生活 自然界 天候 鳥 植物 動物 昆虫 海底 異界 異界 解説 笹 公人 あとがき
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