医学・薬学・看護学・歯科学
ジェンダーと脳ーー性別を超える脳の多様性
紀伊國屋書店出版部 · 2021年8月31日 · 203ページ
- 登録している人
- 1
- 読了した人
- 1
- レビュー
- 1
内容紹介
【性差はある。だが女脳/男脳は存在しない。】 30分間、ストレスを受けたからといって、あなたの生殖器が女性から男性へ、男性から女性へと変わることはありえない。だが、このありえないことが脳の神経細胞では起こりうる。脳はホルモン、ストレス、薬物、環境などあらゆる影響を受けて驚くほど柔軟に変化する。脳に見つかる男女間の平均的な性差は、現れてはまた消える。だから、脳に性別はないのだ。人の脳は、一人ひとり異なっており、様々な特徴の入り混じる《モザイク》になっている。 【人間の脳や心の複雑さは女/男という二分法ではとらえきれない。】 画期的な「脳モザイク論」で脳の性差をめぐる議論に一石を投じた気鋭の神経科学者が、性別とジェンダーに対する固定観念を打ち砕くサイエンス読み物。9か国で刊行が決定している注目の書。 【目次】 1 性別と脳 第1章 覚醒 第2章 ねじ曲げられた事実の歴史 第3章 脳の性差が積み重なると 第4章 生まれか育ちか 2 人間はモザイク 第5章 変化する脳 第6章 性別がすべてではない 第7章 脳のモザイク 第8章 現れては消えるわけ 第9章 ブラインドデートに何を期待する? 第10章 脳のタイプーー典型的な脳と稀な脳 第11章 ストレス下の女と男 第12章 健康のモザイク 第13章 心のモザイク 3 ジェンダーの何が問題か 第14章 男女というバイナリーから多様性のモザイクへ 第15章 ジェンダーという幻想 第16章 バイナリーの洗脳 4 ジェンダーのない世界へ 第17章 ジェンダーという神話にどう対処するか 第18章 混ざりあうジェンダー 第19章 ジェンダーフリーの教育 第20章 子どもたちをジェンダーから解放する 第21章 ジェンダーへの気づき 第22章 行動に移す 第23章 未来の展望 原注 参考文献 索引 謝辞
レビュー
- ユーザー#6177
2026年7月3日
ネタバレを含むレビューです (タップで表示)
男女平等であったほうがいいのは確かだし、目指していくべきだけど、あくまで違いは明確にあるよね、というスタンスでいた自分が、どれだけ既存のジェンダー像に囚われていたか気がつかされた。 男性のほうが力があるから、男性にしかできない仕事があるだなんて、どうして思っていたんだろう。70キロのダンベルをあげることのできる男性もいれば女性もいる、あげることのできない男性もいれば女性もいることなんて、冷静に考えたら当たり前なのに。 生殖器が違うというだけで、髪の長さや着る服や振る舞いが左右されるのがいかに非合理的かということを、芯から納得できたと思う。
みんなの引用・メモ
公開されている引用はまだありません。