人文・思想・社会
時間の思想史 : アンセルムスの神学と政治
瀬戸 一夫
勁草書房 · 2008年1月
- 登録している人
- 0
- 読了した人
- 0
- レビュー
- 0
内容紹介
アンセルムスによる「時間をめぐる思想」が転回する歴史の一断面を描き、西欧中世の神学理論が世界に及ぼした威カを論証する。 11世紀イギリスの神学者、アンセルムスは、神を理性的に把握する学術形態を創始したことで知られる。時間軸のなか視点を自在に移動させ、仮説からの推論により答えを導くその理論は、当時の世俗権力をめぐる争い(叙任権闘争)を見事決着させる。特定の権威に拠らない〈論理〉が現実を動かす近代社会の萌芽を西欧中世の神学理論に見る。 序文 (地図)ノルマンディーとその周辺 緒論 神学理論の実用性と政治利用 第一章 時制論理の革新性と神学革命 第一節 修道院神学発展の前哨と教会改革 第二節 存在論的神証明の原像と時制論理 第三節 現世的職務形態の現成と脱人格化 第二章 教会制度の自律化と服従義務 第一節 不可抗的連帯制の切断と位階秩序 第二節 制度的政教分離の理念と秘蹟教会 第三節 負債償還的救済の教義と歴史法則 第三章 政教闘争の閉塞性と価値顛倒 第一節 服従宣誓要求権の返上と俗人叙任 第二節 聖職叙任権闘争の顛末と聖俗補完 第三節 第二ミレニアムの定礎と永続改革 結論 封建体制の膠着化と近代世界 註 参考文献 人名索引
レビュー
まだレビューはありません。最初のレビューを書いてみませんか。
みんなの引用・メモ
公開されている引用はまだありません。