終わらないフェミニズム

終わらないフェミニズム

日本ヴァージニア・ウルフ協会/河野 真太郎/麻生 えりか/秦 邦生/松永 典子

研究社 · 2016年8月22日

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内容紹介

★フェミニズムの最前線に歴史の光を当てる 前衛的モダニズム作家ヴァージニア・ウルフは、『自分ひとりの部屋』等の著作によって女権運動の先駆的存在とも見なされる。フェミニズムが様々な変遷を経てきた今日、私たちはウルフからどれだけ遠くへ来たのか。あるいは、今なおウルフのすぐそばに留まっているのか。ケア労働、第三波フェミニズム/ポストフェミニズム、新自由主義、ワーク・ライフ・バランス、働くシングルマザーといったアクチュアルなテーマから、フェミニズムの最前線で起こっていることを歴史的に考察する。 第I部 ポストサフラジストの「自由」と消費文化  第1章 おひとりさまのロンドン       ──『遍歴』にみる働く独身女性表象と現代(大道千穂)  第2章 「オーランドーな女子たち」が目指すもの       ──戦間期の「若返り」物語からみるポストフェミニズム世代の欲望と困難(加藤めぐみ)  第3章 ミドルブラウ文化と女性知識人       ──『グッド・ハウスキーピング』、ウルフ、ホルトビー(松本 朗)   第II部 変貌する家庭とケア労働  第4章 「距離というものには大変な力が」       ──『灯台へ』にみる「母」としての労働者と子どもの観察運動(矢口朱美)  第5章 家事労働を語ること       ──家庭の天使、『波』のスーザン、ハウスワイフ2.0 (ツーポイントゼロ)(麻生えりか)  第6章 ヴァージニア・ウルフと「誰もの生」       ──『波』におけるハイ・モダニズム、キャラクター、情動労働(秦 邦生)   第III部 ポストフェミニズム状況下の労働と共通文化  第7章 フェミニズムの戸惑い       ──第二波フェミニズム前後の「働く」女の「自伝」(松永典子)  第8章 ポストフェミニズムからポスト新自由主義へ       ──『めぐりあう時間たち』と『メイド・イン・ダゲナム』における女たちの「連帯」(河野真太郎)  第9章 女性は「すべてを手に入れる」ことができるのか?       ──ワーク・ライフ・バランスをめぐる「マミー・リット」の模索(英 美由紀)   第IV部 旅するフェミニズム  第10章 ウルフ、ニューヨーク知識人、フェミニズム批評        ──もうひとつ別の「成長」物語?(大田信良)  第11章 「少女」の誕生抵抗        ──孤児アンの物語の原作と日本における受容をめぐって(伊藤 節) コラム:ファッションは女性の味方?(高井宏子)/モダニズム、精神分析、フェミニズム(遠藤不比人)/娼婦、それは連帯するポストフェミニスト(丹羽敦子)/居住空間と女性建築家(菊池かおり)/ドリス・レッシングと家事労働の「外注化」(高島美和)/一九八〇年代とジャネット・ウィンターソンの「幸福」(植松のぞみ)/映画に見る性愛と婚姻の変遷(山口菜穂子)/ヴァージニア・ウルフの翻案作品と消えない不安(高橋路子)/フェミニズムとパシフィズム(奥山礼子)/「第三世界に女はいない」?(中井亜佐子)

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