内容紹介
中堅私立医大の入学試験で、女子受験生の点数が一律減点されているーー疑惑を耳にした新聞記者の檜葉菊乃は極秘取材を試みるうち、医大理事である神林晴海を突破口とみなし接触する。一方、疑惑の揉み消しを命じられた晴海は菊乃を強く警戒する。社会にはびこる女性差別と闘い、強く生きるふたりが立場ゆえに対立する。正義とは。信じるものとは。二人の「対決」の果てに見える地平を描く、傑作長編。
レビュー
ぽこ2026年6月13日
社会に残る男女格差の現実
男女平等と言われながら、根強く残る女性差別。 女性の立場として、憤りを感じる一方で身体的な差があるのも現実。 特に医療のように社会的に担う責任が重い業界では、安定した人材確保は優先されるべきである。 一方で、志高く医師を目指す女性を、不当に排除する事はあってはならない。 表向きの男女平等ではなく、男女格差を優先せざるを得ない状況があるのなら、その理由は明示した上で議論する事が肝要だと思った。
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