幸福人フー 僕の妻は「しあわせ」のお手本

小説・エッセイ

幸福人フー 僕の妻は「しあわせ」のお手本

坂口恭平

祥伝社 · 2023年9月4日 · 208ページ · 単行本

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内容紹介

:::::::::::::::::::::::::::::::::: ということで、今回は幸せとは何か、 という僕の主要な研究テーマについての研究書を書いてみたいと思います。 不幸せではない人生を送る、とかではなくて、幸せとは何か、です。 これはつまり、幸せな人を対象にしなくてはならないのですが、 幸せだと自認している人ってなかなかいないんですよね。 でも、僕は何人か知ってます。 (中略)で、今回もまた幸せ研究がはじまるわけですが、 今回の取材の対象は、なんと僕の妻なんです。 「幸福人フー」と、タイトルをつけましたが、 その「フー」という女性が僕の妻です。 :::::::::::::::::::::::::::::::::: 坂口恭平の「幸せ研究」、今回の主人公は妻の「フーさん」! 坂口さんのご著書やSNSに何度も登場しているフーさんは、 坂口さん曰く「自分は『しあわせ』だと自認している人=幸福人」でした。 そして、「生まれて初めて、自分の鬱を直接、目の前で見せた人」でした。 「不安はないの? 寂しくないの? 虚しくならないの?」 出会いから20年、フーさんをずっと定点観測してきた坂口さんが、 彼女の「しあわせ」の在り方をインタビューしながら探ります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「寂しいって感じない?」 「感じないかも……」 「不安は感じるでしょ!」 なんか僕もヤケクソみたいになってきてます。 「えーっとね、不安、ねえ、それは何か具体的な、こうなったらどうしよう、とかの不安?」 「いや、なんか漠然としてて、ぼんやりとしてて……」 「それは大変そうだね……。私、そんな不安は感じたことないのかも……」 「虚しい、はわかるでしょ!」 「えっと……ごめん、全然わからないかも……。虚しいってどんな感じ?」 「なんか気が遠くなるっていうか……、この先もずっとこんな苦しい状態が続くかと思ったら、 もう居ても立ってもいられないっていうか」 「あ、それは大丈夫だよ、ずっと続くことはないと思うよ。 だって、これまでもこういうふうになったことあるんでしょ?」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●もくじ 第一回 幸福な人 第二回 フーちゃん語法 第三回 不安ゼロの人 第四回 思ってもないようなことを口にしない方法 第五回 フーちゃんの目、躁の僕と鬱の僕の和解 第六回 躁状態の僕に対する工夫、フーちゃんの挑戦 第七回 「今までの自分」を叱らない 第八回 平凡な穏やかさ 「幸福人フー」を読んで フーより<br

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