夜の向こうの蛹たち

小説・エッセイ

夜の向こうの蛹たち

近藤史恵

祥伝社 · 2020年6月

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内容紹介

この嘘は誰かを不幸にしていますか? 才能、容姿、愛情……持たざる何かを追い求め、わたしは「わたし」を見失うーー 二人の小説家と一人の秘書、三人の女が織りなす、ひりつく心理サスペンス。 小説家の織部妙は順調にキャリアを積む一方、どこか退屈さも感じていた。そんなある日、”美人作家”として話題の新人、橋本さなぎの処女作に衝撃を受ける。しかし、文学賞のパーティーで対面した橋本の完璧すぎる受け答えに、なぜか幻滅してしまう。織部の興味を惹いたのは、橋本の秘書である初芝祐という女性だった。初芝への気持ちを持て余す織部は、やがて「橋本さなぎ」の存在に違和感を抱くようになる。その小さな疑惑は開けてはならない、女同士の満たされぬ欲望の渦への入り口だった……。

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