苦情はいつも聴かれない

人文・思想・社会

苦情はいつも聴かれない

サラ・アーメッド/竹内 要江/飯田 麻結

筑摩書房 · 2024年11月22日 · 560ページ · 単行本

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内容紹介

原著への賛辞多数! 「美しく書かれ、すっかり惹きこまれた。まさに今、私たちに必要なテキスト。」--アンジェラ・Y・デイヴィス 「感動的であり、連帯の源でもある。抗議し、変化のために闘う勇気を与えてくれる。」- ジル・クロージャー、教育社会学 「強くお薦めする。上級学部生から教員、専門家まで。」--『チョイス』誌 「大学における権力とその濫用についての、慎重かつ洗練された分析。」- バハラク・ユセフィ、カレッジ&リサーチ・ライブラリー *** 組織内のハラスメント、性差別、人種差別に対して声を上げた人々は何を経験するか。本書では大学に苦情を訴えた学生や教授陣など60名以上への調査をもとに、組織・制度・権力が苦情を阻止し無力化するメカニズムを解き明かす。進まない手続き、見かけだおしのポリシー、同僚からの警告、孤立、加害者とのお茶会、暴力のエスカレーション、「あなたの空想でしょう」、罪悪感、自分を信じられなくなること、そして連帯。膨大で痛みをともなう苦情の物語が伝えるのは、繰り返される歴史であり、組織や権力のはたらきについての学びであり、変革に向けての「すりきれた希望」だ。つぶさに耳を傾けることで生まれた貴重な記録。 *** 本書の狙いは、苦情を聴き取り、苦情に場所を与え、その訴えに耳を貸してこの歴史に対抗することだ。ひとつの歴史は日常(ルーティン)になりうる。歴史とは、苦情を訴える者がいかに退けられ、胡散臭く思われるようになるかということ。 (・・・) 証言が私に託されたのは、私がそれをあなたに、読者に、聴衆に、苦情を訴える人たちに伝えるため。(…)本書が伝えるのは、数多くの証言から集めた断片だ。断片とは鋭利な破片。(…)それらがぴったり合わさる様子から学べるようにして、それらの破片を拾い集めている。(本文より) 謝辞 はじめに 苦情を聴き取る 第1部 組織の力学 第1章 隙間にご注意を!--ポリシー、手続き、その他のノンパフォーマティブ 第2章 止められることについて 第2部 苦情の内在性 第3章 真っ只中で 第4章 使用中 第3部 このドアが話せたら 第5章 閉ざされたドアの向こう側でーー苦情と組織的暴力 第6章 ドアを押さえるーー権力、昇進、前進 第4部 結論 第7章 集合的な結論 (レイラ・ウィットリー、ティファニー・ペイジ、アリス・コーブル、ハイディ・ハスブロック、クリッサ・エスディロリア他) 第8章 苦情のコレクティブ 訳者あとがき 訳者解説 原注 参考文献

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