東京貧困女子。

人文・思想・社会

東京貧困女子。

中村淳彦

東洋経済新報社 · 2019年4月5日

登録している人
0
読了した人
0
レビュー
0

内容紹介

“その日暮らしは十分できます。 もっと経済的に厳しい人がいるのも十分承知はしています。 けど、ずっとギリギリの生活で、なんの贅沢もしていないのに貯金すらできない。 年齢ばかり重ねて、私はいったいどうなってしまうのだろうって” 貧困は、経済的な貧しさ、病気、希薄な人間関係、孤独、救済制度の知識不足など、 ネガティブな要素が重なって深刻さが増していく。 特に、家賃が高く、地域の縁が薄い東京暮らしは、躓いて貧困に陥りやすい。 東京の貧困女子の苦境を聞きながら、なんとかならないかと何度も思ったが、 自己責任の言葉は止まらないので、状態はもっと悪化するとしか思えない。 無理解が蔓延する現状ではSOSを出しても、どこにも届かない可能性が高い。 いつ誰が転落するかわからない社会である以上、 貧困女子たちの声は誰にとっても他人事ではないはずだ。 どこかのタイミングで女性から中年男性にシフトチェンジするかもしれない。 私自身、取材で出会った彼女たちと遠くない未来の自分の姿がダブって怖くなった。 ***   奨学金という名の数百万円の借金に苦しむ女子大生風俗嬢、   理不尽なパワハラ・セクハラが日常の職場で耐える派遣OL、   民間企業よりもひどい、まじめな女性ほど罠に陥る官製貧困、   明日の生活が見えない高学歴シングルマザー…。 貧困に喘ぐ彼女たちの心の叫びを「個人の物語」として丹念に聞き続けたノンフィクション。 東洋経済オンライン1億2000万PV突破の人気連載、待望の書籍化!  いま日本で拡大しているアンダークラスの現状が克明に伝わってくる。 第1章 人生にピリオドを打ちたい 第2章 母親には一生会いたくない 第3章 明日、一緒に死のう。死ねるから…… 第4章 あと1年半しか仕事ができない 第5章 45歳、仕事に応募する資格すらありません 第6章 子どもの未来が消えていく 終 章 絶望の淵

まだレビューはありません。最初のレビューを書いてみませんか。

みんなの引用・メモ

引用を残す

公開されている引用はまだありません。

関連書籍

図書館で借りる