命、ギガ長ス

人文・思想・社会

命、ギガ長ス

松尾スズキ

白水社 · 2019年7月

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内容紹介

松尾式「二人芝居」の作り方  〈読み物として、そして、「松尾式二人芝居の作り方」として、この本を読んでいただければ、幸いだ。〉(本書「まえがき」より)    †‡  オタクやツナミと同じく、世界に通用する日本語の一つになった言葉──「ひきこもり」は、1980年代から90年代にかけて増大した。彼らは自立するチャンスを失い続けたまま歳を重ね、新たな社会問題を引き起こしてもいる。年老いた親がニートである中高年の子供をわずかな年金で養い続けるという現象だ。中高年のひきこもりは現在、日本で60万人を超えると言われている。彼らの遠くない未来に待つのは親の介護やその死。その現実に直面したとき、どうふるまうのか?  ドキュメンタリー映像作家志望の女子大生が、ある福祉大学からの紹介をへて、「8050問題」の親子に出会った。そして、彼らが抱える問題をカメラ越しに浮彫りにしようと試みるなか、認識と記憶の儚さにさらされてゆくのだが……ハッピーエンドにするには、命が長すぎる。  東京成人演劇部の第一弾として、巻末に安藤玉恵との「解説対談」を収録。少人数で演劇を作る楽しさを教えてくれる、松尾スズキならではの「演劇論」としての戯曲。

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