城の中のイギリス人

小説・エッセイ

城の中のイギリス人

アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ/澁澤 龍彦

白水社 · 2017年8月

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内容紹介

「エロスは黒い神なのです」  「この書物は闘牛の一種と思っていただきたい」。満潮によって閉ざされた城ガムユーシュに招かれた語り手が、イギリス人の謎めいた主人モンキュらとともに繰り広げる美しくもおぞましい性の饗宴。  「この破廉恥な姿態はどこから見ても申し分なく破廉恥で、私たちの目には裸体以上に(あるいは裸体以下に)みだらなものだった。五匹の蛸が彼女の身体にへばりついたまま、[……]少女の肉体と軟体動物頭足類とがからみ合っている有様は、一種厳然たる人獣交媾の段階に達していた。おそらく曖昧に崇高とでも呼ぶ以外には呼びようのないものが、そこには見てとれたのだ」。(本文より)  1979年刊の新版に基づく、シュルレアリスム小説の奇書にして名訳。

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