新書
ポピュリズムに揺れる欧州政党政治
パスカル・ペリノー/中村 雅治
白水社 · 2023年1月 · 文庫クセジュ
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内容紹介
フランス流のアプローチ ここ数十年、ポピュリズムという名の政治運動が、各国の選挙で注目を集めている。その思想の根本には民衆とエリートの対立という視点があり、それが現代の社会状況において新しい衣をまとって回帰している。その背景には、欧米における第二次大戦後の社会構造の変化ーー脱工業化社会の出現、グローバル化の進展、多国籍企業に代表されるいわば「匿名の」権力の拡大、新自由主義的EUの発展などーーがある。こうした社会変化に適応できない民衆の不満・不安に答えたのがポピュリズムである。 著者パスカル・ペリノーは、政治学者でとりわけフランスの右派政党・国民戦線(FN)研究の第一人者である。長年所長を努めたパリ政治学院政治研究センターでは、大統領選挙、国民議会選挙、欧州議会選挙、地域圏議会選挙などの分析において中心的役割を果たしてきた。その著者が豊富な事例とともにポピュリズム現象を総括する。 欧州主要ポピュリスト政党略記号一覧 序章 第一章 現象の特質 1 非理念的アプローチ 2 理念的アプローチ 3 復活か発明か? 第二章 ポピュリズム現象を測定する 1 ヨーロッパにおけるポピュリズムの着実な拡大 2 二〇一九年におけるポピュリスト諸勢力の状況 3 権力の座についたポピュリズム 第三章 ポピュリズム現象の原動力 1 脱工業化社会の経済的不調 2 国外への開放がもたらす社会的・文化的不安 3 代表民主主義への不満 4 移民の拒絶 5 EUという怪物 6 グローバル化が生み出す匿名的社会に対する敵意 第四章 将来ーポピュリズムと民主主義の問題 1 民主主義仮説の弱点 2 民主主義の背景の変化 3 民主主義崇拝の悪影響 4 民主主義の不調に対する薬 5 ポピュリズムとガヴァナンス(統治) 6 新しい権威主義 結論 訳者あとがき 参考文献 付表
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