ドナルド・キーン わたしの日本語修行
ドナルド・キーン/河路 由佳
白水社 · 2026年2月2日 · 白水Uブックス/人文知への扉 Uh3
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内容紹介
もし海軍日本語学校に入らなかったら、日本文学者になることはなかったーー2019年2月に惜しまれつつも東京で永眠した故ドナルド・キーン氏は、かつて自らの分岐点についてこう語った。 キーン氏は日米開戦直後の1942年2月に米海軍日本語学校へ入学。翌年1月までのわずか11か月間に、仮名と漢字はもちろん、日本軍の命令・暗号解読に必要な文語やくずし字の読み方まで学んだという。その学習を助けたとされるのが、長沼直兄による『標準日本語讀本』である。本書では、70年ぶりにこの教科書と再会したキーン氏が、実際にページを繰りながら当時の思い出を語った。この教科書で初めて芥川龍之介や菊池寛の文章に触れたのだった。 聞き手となるのは日本語教育が専門の河路由佳氏。貴重な資料や教え子たちの証言から日本文学の泰斗の原点に迫る。 はじめに(河路由佳) 第一章 わたしと海軍日本語学校 1 外国語との出会い 2 漢字、そして日本語との出会い 3 海軍日本語学校での日本語学習 4 海軍日本語学校の先生・仲間たち 第二章 海軍日本語学校での日本語修行 1 海軍日本語学校での授業 2 『標準日本語讀本』をめぐって 第三章 海軍日本語学校時代の書簡 1 発見された手紙 2 手紙にまつわる思い出 第四章 戦時中の体験──日本文学研究の道へ 1 語学兵としての仕事 2 戦時下のハワイ大学で日本文学を学ぶ 3 日本語の専門家としての新たな出発 第五章 日本語・日本文学の教師として 1 ケンブリッジ大学での第一歩 2 教え子たちの活躍 師ドナルド・キーンを語る 1 ジャニーン・バイチマンさん/2 ローレンス・コミンズさん/3 孫世偉さん 参考文献 インタビューを終えて(ドナルド・キーン) 解説 ドナルド・キーン氏と「ナガヌマ・リーダー」(河路由佳) 長沼直兄『標準日本語讀本』全目次 Uブックス化にあたって(河路由佳) ドナルド・キーン年譜
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