冥い天使のための音楽

小説・エッセイ

冥い天使のための音楽

倉阪鬼一郎

原書房 · 2005年2月 · ミステリー・リーグ

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内容紹介

再び指揮者がヴァイオリンを弾きはじめる。照明はさらに暗く、遠近法が微妙に狂いだす。後ろに控えるコンサート・ミストレスの姿が紙のように薄くなる。音楽は技巧的なカデンツァになる。長い髪が揺れ、弾き振りをする指揮者の顔に纏わりつく。だが、その顔はまだ朧げにしか見えない。尖塔をいただく館、庭に埋められた屍体、十三楽章。鬼才が解き放つ書き下ろし本格ゴシック・ミステリー。

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