人文・思想・社会
ドイツ社会主義
バートランド・ラッセル/河合秀和(政治学)
みすず書房 · 2007年6月
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内容紹介
19世紀を一つの歴史的時期として際立たせたものが、社会主義思想の誕生であったとするならば、20世紀はその死で特徴づけられることになるのであろうか。この問いに答える上で、哲学者ラッセルのまさに社会主義誕生の時に書かれた書が、読者の思索を助けるであろう。1895年ドイツを訪れたラッセルは、ベーベルやリープクネヒトの家族はじめ社会民主党の人々と交わった。帰国後、彼はロンドン政治学経済学学校で講義し、この「ドイツ社会主義」論を公にした。彼は『資本論』全巻を読破し、マルクス主義の理論的な誤りを鋭く剔抉した上で、それにもかかわらずなぜドイツ社会民主党があれほどまでの支持を受け、政治的には有効でありうるのかを説く。これは、政治についての議論の仕方の模範であるとともに、正義感と疑問をもって自らの眼で確かめるジャーナリズムの傑作でもあった。
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