大人から見た子ども

大人から見た子ども

モーリス・メルロ=ポンティ/滝浦静雄/木田元/鯨岡峻

みすず書房 · 2019年3月9日

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内容紹介

〈乳児は満足を示すためにだけではなく、周囲の人たちの微笑みに応えるためにも笑い、微笑みます。このことはすでにある種の対人関係を前提にしています。言語活動に先行して対人関係がとり結ばれ、その文脈のなかで言語活動が現れてくるのです。…幼児を言語活動の方へ向かわせるのは、まわりの人たちとの関係です。それは、外から規定された目標へ向かう発達なのであり、生体の内部にあらかじめ仕組まれている目標へ向かう発達ではありません〉(「心理学的に見た幼児の言語の発達」) 〈自己の身体の意識と、他人知覚とのあいだには、対応関係があります。自分が身体をもっているということを意識することと、他人の身体が自分のとは別の心理作用によって生気づけられていると意識することとは、論理的に言って対称的な二つの操作であるばかりか、現実に一つの系をなしている操作なのです〉(「幼児の対人関係」) 1949年から1951年にかけてメルロ=ポンティがソルボンヌ大学の児童心理学と教育学の講座で行なった一連の講義の要録、およびそれに関連するテクスト4編を収録。 心理学的に見た幼児の言語の発達  〔第一節 概観〕  〔第二節〕生後一年間の言語の獲得  〔第三節 生後五年間における言語の獲得〕  〔第四節 言語構造の獲得〕  〔第五節 他者の存在〕  〔第六節〕七歳までの言語の発達  〔第七節〕七歳以上の子どもたちのおこなうコミュニケーション 大人から見た子ども 〔序論〕   I 他の諸学科に対する教育学の位置   II 教育学と歴史 80   III 教育学と精神分析 82   IV 教育学と史的唯物論 92 〔第一章 親子関係〕   I 子どもの誕生以前   II 誕生後 〔第二章〕子どもの発達の諸段階   I 離乳コンプレックス   II 闖入コンプレックス   III エディプス・コンプレックス 幼児の対人関係 序論  第一章 心理的硬さ  第二章 感情性と言語 〔第一部〕幼児における他人知覚の問題  第一章 理論的問題  第二章 身体図式の整備と他人知覚の萌芽   第一節 誕生から六ヵ月までにおける〈自己の身体〉   第二節 誕生から六ヵ月までにおける〈他人〉  第三章 六ヵ月以後ーー自己の身体の意識と鏡像   第一節 自他の癒合系(六ヵ月以後)   第二節 三歳の危機 表現と幼児のデッサン 訳注

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