人文・思想・社会
ある時代の肖像 : ヴィクトリア朝イングランド
ジョージ・マルカム・ヤング/松村昌家
ミネルヴァ書房 · 2006年12月 · Minerva西洋史ライブラリー
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内容紹介
本書は、ヴィクトリア朝=「中流階級興隆」史観が支配的であった20世紀前半に出版され(1936年)、1950〜60年代以降一気に開花する「中流階級興隆」史観批判の先鞭を付けたG.M.ヤングの古典的名著の全訳である。すなわち、ヴィクトリア朝イングランドの政治と社会についての今日の通説の基本的枠組み、ヴィクトリア時代を通じて貴族・ジェントリの支配が持続したこと、また科学の合理主義を担って興隆したブルジョワ中流階級はジェントルマン教育を通じて貴族・ジェントリの文化に取り込まれてしまったという歴史認識などが披瀝されている。本書が古典である所以は、何よりも宗教・思想・文学も含め、ヴィクトリア時代史の全体像を、「イングランド精神」の発展史としてあたかも一人物の肖像画を描くように、マコーレー流の筆致で描ききったことにある。
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