芭蕉発句評唱

人文・思想・社会

芭蕉発句評唱

上野 洋三

和泉書院 · 2024年2月

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内容紹介

「芭蕉発句評唱」、芭蕉発句をいかに玩味しうるかに挑戦した一連の論稿を、全作はじめてここに公刊する。学問的徹底と透徹した感性に裏づけられた読解の妙を論述。さらに、著者の発想の大もとを形づくる基いとなった、芭蕉の根源的な思弁を解き明かそうとする意欲的な論究をそなえる。そして最後に、芭蕉紀行文の可能性を探る、大胆な読解の試みを提示する。 「芭蕉」の創造性を徹底的に読み解き、作品作りの基盤となった発想の根幹に迫る。近世詩歌の本源を見詰めた全三巻著作集の第一巻。 凡例 序 芭蕉  蕉風俳諧の成立   一 談林と芭蕉   二 屈折する表現   三 七部集の展開    A 冬の日の世界    B 猿蓑の世界    C 猿蓑以後  蕉風の表現と方法   一 蕉風俳諧の方法ーー付合論   二 古典と芭蕉   三 蕉風俳諧の表現   四 俳諧精神と理念ーー不易流行の説  紀行と俳文   一 紀行文の方法   二 俳文の方法  芭蕉以降   一 同時代の俳諧師たち   二 芭蕉の弟子 芭蕉発句評唱  時雨考   一 庭をいさむる   二 猿も小蓑を   三 田の新株の  ひとつ考   一 一里は   二 一つに氷る   三 只一つ   四 氷の僧  世間との距離   一 宵の宿   二 師走の市   三 何をする人  枯野考  も考   一 塚も動け   二 人も年よれ   三 葉ごしもいとへ   四 月も頼まじ   五 ぬかりはせじな   六 うたがふな  鶯と蛙   一 餅に糞する   二 水の音  不性さや  晩年の自在   一 きりぎりす   二 十三夜   三 玉祭り  京なつかしや  菊の香や  初雪や  かさ寺や  瓜つくる  萩と月  冬もなし 芭蕉の創意  モノ考   一 栖去之弁の読み方   二 『笈の小文』冒頭の一節   三 『奥の細道』のモノ  眺望・鬼哭・傷心ー平泉と須磨ー   一 平泉幻聴   二 須磨幻視  この道と人声  春雨・蜂の巣・蜘蛛の囲   一 和歌の変容   二 春雨の俳諧   三 物にいたる  詩の流行と俳諧   一 詩の流行について   二 詩学入門書と蕉風俳論 笈の小文・更科紀行・嵯峨日記 本文・現代語訳解・解説 概説  凡例  笈の小文  更科紀行  嵯峨日記  概説 補注 初出一覧 索引  人名  書名  和歌・俳諧 あとがき

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