内容紹介
ご大老である井伊さまについての不穏な噂が流れる三月の春、おやすは奉公人ではなく料理人として紅屋に雇われる身となった。 住み込みからおしげが暮らす長屋への引っ越しで始まった新しい日々は、何もかもが初めてで戸惑いを隠せない。 そんな折、大旦那さまのご隠居祝いの宴で、おやすの料理人としてのお披露目を行うための準備も佳境に入る。 政一の手助けなく一人で料理の献立を考える最中、大旦那さまはおやすの腕を示すため、招待したお客にある趣向を準備するのだが……。 暗くなる時代の中で、料理人として精一杯生きる女性を描く大好評シリーズ、第十弾!
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