オランダの小さな村に学ぶ ケアからはじまるコミュニティ

人文・思想・社会

オランダの小さな村に学ぶ ケアからはじまるコミュニティ

吉良 森子

学芸出版社 · 191ページ

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内容紹介

オランダの小さな村で、住民たちが老人ホームを買い取り、多世代共生の場へと再生した物語。障害者のデイケアや地域活動を通じて培われた「住民が育てるコミュニティ」の軌跡。その具体的なプロセスを建築家である著者が10年間の密着取材から紐解く。ケア、福祉、まちづくりに携わる人、暮らしのつながりを育てる全ての人へ まえがき 0歳から100歳まで、誰もがケアし合うコミュニティ 第1章 オルドヘームの一日──近隣の暮らしの場に変わった老人ホーム オルドヘームの朝 障害者のグループホームを見守るメンターたち  近隣をサポートする、障害者グループホームのメンバーたち 朝のコーヒー、午後のバックギャモン オルドヘームの夕べ 第2章 オルドヘームで暮らす人たち──人生の様々なステージに応える拠点 ほどよくつながり、ほどよく離れる 機能の余白がある、緩やかな建築 「人それぞれ」を受けとめられる 88歳の地元っ子、ゲルトさん 老人ホーム時代から住んでいるザウドマさん アトリエと住まいを借りたアーティスト、ヨハネカさん シングルマザーのカルラさん ひとりではないと感じながら暮らせる場 第3章 住民が描いた村の将来──老人ホームを買い取ったコミュニティ 集落に背を向けていたオルドヘーム 未来を予感して、牽引したアナさん 日本の学生たちには見えた、オランダの小さな村の可能性  将来のアトリエーーみんなで構想する村のこれから 対話と模索を重ねて コミュニティとしての決断 いろんな世代が集う場に生まれ変わった 第4章 オランダ福祉政策の変容──コミュニティの力なしにはもう成立しない 壁画が伝えるメッセージ──等身大のメンバーたち 一人一人のウェルビーイングを支えるもの 住民が育てる、誰もが参加できるコミュニティ 大規模化する福祉事業ー人に寄り添うケアの喪失 オランダならではの「変化する」文化 住民が主体となる仕組みへの転換 第5章 活動から事業へ──「自分たちの答え」にたどり着くまでの10年  見えてきたのは自主事業という形 自治体・企業・住民組織三位一体の時代 障害者だけでなく、地域を活性化する活動に ビジョンの共有、事業計画の完成、プロジェクト開始(2006〜2009) あっけなく挫折、そして再スタート(2009) 「ケアから始まるコミュニティ」の本当の始まり(2009〜) 事業者たちの限界 住民主体でなければ成り立たない コミュニティ活動から事業への脱皮(2017〜) 自治体と住民組織の対等な関係 第6章 変化し続けるコミュニティ──岐路で自分たちのビジョンに立ち返る 4人のコーディネーターとマネージャー 管理するというより、家族のように見守る 状況と向かい合いながら形作られたオルドヘームの運営 コミュニティ事業ならではの持続力 隙をついた乗っ取り事件 困難を乗り越えて生まれた仕組み 活気ある集落に投資したい──ニコレットさん 役にたつことが何よりも大切──コニーさん 集落と農地と北海を子どもたちの世代に──ベンさん 視野を広げながら変わっていく──熱心なのは中高年層ばかり、というジレンマ コミュニティがパートナーとなる時代

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