人文・思想・社会
てのひらにいっぱい
八木英之
ふらんす堂 · 2024年1月26日 · 作品集
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内容紹介
◆およそままならぬ夢想の日々。 人も獣もひたむきに生き、やがて過ぎ行く。 ふり返るたび妖しく揺らぐ50の小景。 ◆作品紹介 先日、久々に星の注文があった。半球の真ん中のくぼみに熱々の鉄と水飴を注いで、片割れの石でぴっちりと挟み込む。ぐっと力を加えると気持ちも入る。この瞬間がたまらない。隙のない球体を目の前にして、艶やかなカーブに我ながら惚れ惚れした。きのう客先に納めたから、来週には夜空を飾るだろう。 惑星か衛星か聞きそびれたが、見慣れない星を見つけたら、ぼくが造ったものだと思って間違いない。 (「新星」より)
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