内灘闘争のカルチュラル・スタディーズ

人文・思想・社会

内灘闘争のカルチュラル・スタディーズ

稲垣 健志

青弓社 · 2025年5月 · 184ページ

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内容紹介

「戦後初の全国的な基地反対闘争」である内灘闘争の記憶を私たちの/現代の問題として引き受けるために、アート、音、ルポルタージュ、写真、映画、短歌という文化の視点から分析して、その記憶に新たな可能性を読み解くカルチュラル・スタディーズ。 まえがき 稲垣健志 第1章 内灘闘争の記憶と文化表象 本康宏史  1 内灘基地反対闘争の経緯  2 内灘闘争と文化表象  3 闘争の終焉と記憶 第2章 内灘闘争の「遺産化・文化財化」に抗うーー「内灘闘争ーー風と砂の記憶」展をめぐって 稲垣健志  1 文化を「遺産化・財化」するということ  2 「内灘闘争ーー風と砂の記憶」展2018  3 「内灘闘争ーー風と砂の記憶」展2021・2022 第3章 内灘に耳を傾ける技術ーー風と砂だけではない「戦後史」を聞く 小笠原博毅  1 すべての音は原初においてノイズである  2 一九五三年三月十八日、北陸放送ラジオ『録音 内灘試射場から』  3 声は歌にあらず、歌は声にあらず  4 音を分ける政治ーー宮崎竜成『(●)』に寄せて  5 事実が音に力を与える  6 「耳を傾ける技術」  7 音と生活  8 戦争の「音の風景」  9 録音された音であっても音の風景を台無しにはしない 第4章 砲撃音のルポルタージューー現在の会、伊達得夫、内灘闘争 星野 太  1 ルポルタージュ  2 伊達得夫とは誰か  3 内灘ーー私たちの報告  4 ルポルタージュの理念  5 内灘闘争をめぐる報道 第5章 砂とむしろとカメラーー内灘の土門拳 高原太一  1 土門拳『内灘闘争 むしろ旗』  2 岡本太郎との対談  3 『じゃんけん陣とり』と『内灘接収反対祈願祭』  4 内灘の子たちの作文  5 土門が写した「歴史」とは  6 『団結小屋での座り込み』 第6章 『非行少女』に描かれた内灘闘争は敗者を隠蔽する 板倉史明  1 映画『非行少女』の企画から完成まで  2 補償金に関するシナリオの変更点 第7章 短歌での「叙事詩」の可能性ーー歌集『内灘』の〈風〉と〈砂〉の歌に着目して 井上法子  1 目的  2 『内灘』について  3 『内灘』読解  4 考察とまとめ あとがき 稲垣健志

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