五月の風
山尾 三省/若松 英輔
新泉社 · 2019年5月10日
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内容紹介
五月の風が 耳元で やさしく語る ぼくはね かつて生まれたこともない存在だから 死ぬこともない ただ 今を 吹いているだけ ーー山尾三省「風」 詩を書くのに特別な経験は必要ない。重要なのは日常に深く生きることだと山尾はいう。優れた詩は、読み手を詩の世界へと誘う。詩を読むだけでなく、書き、自らの内なる詩人を見つけだせ、と強く促すのである。 山尾にとって詩は、「いのち」の今と「いのち」の意味を見出す道程にほかならなかった。 ーー若松英輔「大地と火といのちのことば」 いのちと私たちの静かな喜び。 詩人・山尾三省(1938〜2001年)の後期の代表作である詩集『新月』『三光鳥』『親和力』、および雑誌『くだかけ』に収録・発表された詩と散文の作品を集成。詩人・批評家の若松英輔の解説を付し、読者特典の付録として、山尾三省による詩の朗読と自作解説の音源(ダウンロード専用)を紹介します。(発行=野草社) ◎辻山良雄さん書評(「東京新聞・中日新聞」2019.9.1) 《人間らしく生きるという普遍的なテーマが、作品の根本にある》《感情を濾過したような、平易で純度の高いことばです》 ◎『母の友』2019年9月号の「本」 《私たち人間は自然に属する「いのち」なのだということを強く自覚させられた》《ふとした瞬間に何度も向き合いたくなる詩集》
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